2/25「障害のある方とタクシー事業者との研修会~ジャパンタクシーユニバーサルデザインタクシー)試乗会~」を開催しました」

令和5年2月25日に、ひまわり事業団にて、「障害のある方とタクシー事業者との研修会~ジャパンタクシー(ユニバーサルデザインタクシー)試乗会~」を開催しました。

当日は計47名の皆様にお越し頂き盛況の中で実施することができました。

(主催者10名 共催者10名 来賓7名 参加者8名 報道機関2社)

目的は、障害当事者とタクシー事業者が、共に意見を交換し合い、UDタクシー(ジャパンタクシー)を普及する機会にとし、実際に車両に乗車する体験を通して、障害当事者の視点から利便性等を検証する機会とするためです。

当日の流れは、挨拶と説明の後、ジャパンタクシーの説明とスロープ設置のデモンストレーション、乗車体験を行いました。

その後の意見交換では、乗車体験の感想として、5名より感想が寄せられました。また、行政担当者やタクシー業者より、タクシー利用料金助成制度および、タクシー割引制度の説明がなされました。

意見交換会での、障がい当事者や、タクシー事業者の意見をご紹介します。
障がい当事者の意見では、「乗り心地は事前の予想以上に良かった」という声や、「車椅子の場合は横からスロープで乗車した後に90度前に回転する必要があるので、乗車可能な車いすのサイズ(高さおよび長さ)が限定されるのが難点である。しかし、意外にも本日の体験者は、電動車椅子ユーザーを含め、乗車することができた」という感想が話されました。一方課題では、「横乗車はスロープ設置に時間がかかる。後ろ乗車であれば、設置に時間がかからない上に、雨天時に後部ドアが屋根の役割も果すことができ、タクシー側も、スロープ設置で乗客を待たせるのは本意ではないので、UDタクシーより従来の福祉タクシーの方を配車したいのが本音である」という議論が出されました。

また、タクシー事業者の意見では、「実際に、UDタクシーに車椅子をのせると、障害者から「ごめんね」とか「悪いね」とか、言葉をかけてもらう。ドライバーとしてはお客様なので、通常の接遇とおもっているが、そういう気持ちを持っている障害者は、ドライバーの負担を思って、利用を遠慮しがちなる」というお話しや、「UDタクシーとして国交省が認めているのは、トヨタのジャパンタクシー1車種で、静岡市には40数台で、普及がされているとはいえない」、「公共交通機関のバリアフリーだと設備や車両などハード面が主になってしまう。知的障害の人の特性に配慮するような接遇などソフト面の話題もこの研修に盛り込んでほしい」といった感想が話されました。


「UDタクシー」と、「福祉タクシー」についての違いについて、以下のリンク記事にて、ご紹介させて頂きます。ご参照ください。
○「UDタクシー」とは?→ https://caretaxi-net.com/udtaxi/
○「福祉タクシー」とは?→ https://www.fukushi-taxi.com/job.html

終わりに、今回の取り組みを通じて、障害者もタクシー会社も、UDタクシーの成果と課題について様々な意見交換を行うことができました。今後も、UDタクシーの増加によって、障害者等が移動しやすくなることを期待すると共に、サービスを提供される交通事業者と、サービスを受ける利用者が意見交換しあって、相互理解することが大事だということを再認識できた機会となりました。

本研修会は、その第一歩となったと感じました。今後も、意見交換会の開催を通じて、理解が深まればよいと感じました。

開催にあたり、ご協力頂きました関係各所の皆様に、厚く御礼申し上げます。
ありがとうございました。

東京交通新聞3月6日号に記事として掲載されましたのでご案内申し上げます。

★以下当日の関連記事です。

○静岡新聞による当日の記事
https://www.at-s.com/news/article/shizuoka/1199297.html
○千代田タクシーブログ
https://bibi.eshizuoka.jp/e2208945.html

★静岡障害者自立生活センターのFacebookページにも投稿しています。ぜひ、ご覧ください。https://www.facebook.com/profile.php?id=100089918101863

             文章:杉山元太
 

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