カヌーの楽しみ

さる8月2日(火)、ひまわり事業団の機関紙の連載企画(「静岡でヤッテみよう!」)取材のため、本栖湖へカヌーをしに行ってきました。

企画の内容は、「車いすのメンバーが初めてカヌーにチャレンジする」というもの。

事務所に残ったメンバーからは「仕事中に遊びに行った!」とさんざん後ろ指を刺されましたが、これはれっきとした「仕事」なのでお間違えの無いよう…念のため。

さて、当日のカヌーチャレンジの様子は機関紙の記事に譲るとして、ここではカヌーの楽しみについて少しご紹介いたしましょう。

カヌーにも色々なタイプがありますが、私はインフレータブルカヌーという空気で膨らませるカヌーを持ち、年に何度か、本栖湖だけでなく川根の笹間湖や井川の接岨湖で、のんびりとした時間を楽しみます。

空気で膨らませるインフレータブルカヌー

最近はわりとカヌーを楽しむ人が増えてきましたが、それでもまだまだカヌー人口はそれほど多くはなく、時には、あたり一面まったく人の気配がない大自然の中、ひとりっきりの孤独な時間を堪能することができます。

わざわざ高いお金を払いヒコーキに乗ってカナダやアラスカあたりまで出かけなくても、わずか自宅から2時間ほど車を走らせるだけで、「まるで自分がカナダの国立公園あたりにでもいるような」気分を味わうことができるのです。

カヌーをする時は、早朝7時ごろから湖に乗り出し、まずは船の上で小鳥のさえずりを聞きながら朝食を食べます。

神秘的な朝焼けの中の船出

続いて、少しパドリング(カヌーを漕ぐこと)をした後に、優雅に船上で読書。

それから昼寝(…というか朝寝)。

富士山を眺めながら朝食

そして、時にはこんなカンジで船の上で絵を描いたりもします。

船上で絵を描く

昼過ぎまで湖上でのんびりした時間を過ごした後は、上陸後の楽しみが待っています。

周辺から小枝を集めて火をおこし、焚火をしながら湯を沸かし、カップ麺(もしくはレトルトカレー)で昼食です。

火をおこして昼食づくり

ひとりの時間を十分堪能した後は、日が傾くころ、ようやくカヌーをたたんで帰路に着きます。

こんな優雅な時間を過ごすことができるなんて自分はなんて贅沢なんだろう…と思います。

ホンネを言わせてもらうと、こうしたカヌーの楽しみは、誰にも知られず、自分だけのヒミツにしておきたいのです。

だって、みんながこの楽しみを知り、あちこちの湖がカヌーだらけになってしまったら、今のようにひとりのんびり優雅な時間を味わうことができないからです。

おっと、しまった!ついに書いてしまった(後悔)。

                                         (奥村譲)

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