災害時の備え、できてますか?

これまで、災害・防災と言えば、静岡県では特に東海地震を想定した「地震被害」を想定したものであったように個人的には認識しています。しかし、2011年東日本大震災を機に、津波被害の甚大さや、ここ数年全国で多発している豪雨、洪水等、天候による自然災害など、「災害」が多様なものであると、再認識されてきていると感じます。

実際に、静岡市から発行されているハザードマップも地域ごと・災害ごとで多様です。

https://www2.wagmap.jp/shizuoka-hazard/Portal

これまで、災害時の避難支援としては、「静岡市避難行動要支援者避難支援プラン」が平成22年に策定され、対象者として65歳以上のお1人暮らしの高齢の方や、障害をお持ちの方など、避難時に支援が必要な方が、自ら希望して名前等を名簿登録し、その名簿を地域の自主防災組織や民生委員協議会に提供するというもので、記入し、登録された方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 そんな中、今年度「個別避難計画策定モデル事業」が静岡市で行政の方、中心にプロジェクトチームが立ち上がり、ピアサポートとも、実際の計画作成に関わらせていただくこととなりました。

 今回、モデル事業として始まった「個別避難計画」と何が違うのか、というと、言葉の通り、より個別具体的な避難計画ということです。その中で、ピアサポートでは、計画相談の相談員として、ご本人・ご家族と一緒に、「この災害が起きたときに」「どのように避難し」「それを手伝ってくれる地域の方は誰なのか」「その際にどんな支援が必要なのか」ということを記入・作成を一緒に行うこととなりました。

ハザードマップは河川ごと、地域ごとに作成されています。実際の利用者さんのご自宅で、どんな災害が想定されるのか、ということから一緒にハザードマップを見ながら確認していきます。

実際に作成を始めていくのはこれからになりますが、いろんな疑問点・気づきがあるかと思いますが、自宅で発災時した際、ご本人・ご家族そして「近所」の方がつながり、動きが取りやすい『指針』となるよう、頑張ります。

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